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昔々、地球には二つの衛星がありました。
その一つは月です。
もう一つは名前がありません。
地球には、衛星は二つもいりませんでした。
それを知った月と、もう一つの星は、どちらが残るべきか争いを始めました。
月よりも小さく力の弱い星は、あっという間に宇宙の闇に飲み込まれて消えてしまったのです。
その星の住民は、地球や月に逃げました。
けれど、逃げ切れないで星と共に消えてしまう者も少なからずいました。
闇に消えた、名前も与えられなかった星の人たちは月を呪います。
けれど、その星の王子であるクロードは、争いが終わったことを喜びました。
星が消えたことは哀しいことですが、それよりも平和を喜んだのです。
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